〜奉納画〜

07.08.05.up




シルクスクリーン画 「ARCTIC WINDOW〜北極の窓〜」 1993年 Sim.Schimmel

シルクスクリーンの大所、シム・シメール氏の手による力作。
額装外寸110×80cm(版画内寸90×60cm)という大型作品で、
現在は横浜せいうちランドの玄関に飾られている。
わずか395枚しか存在しないうちの1枚で、製作番号はNo,311。

注:シルクスクリーンとは、シルク(絹)などの布を使用し、1色につき1枚の版をおこして
色ごとに何回にも分けて刷り上げられる、版画の一種である。
版画といえども無限に刷れるというわけではなく、版の耐久性には限界があるため、
最初から限定数を決めて刷るのが一般的で、個々の作品には「製作番号/総製作数」という
固有のナンバーが与えられ、画面の隅などに作家のサインとともに必ず記入される。











シルクスクリーン画 「MY HOME,TOO #4」 1993年 Sim.Schimmel

上のARCTIC WINDOWと同様にシム・シメール氏の手による作品で、
額装外寸48×42cm(版画内寸29×23cm)の中型サイズとなっている。
当園所有のものは製作番号No,347で、比較的若い番号のものである。
「MY HOME,TOO」4部作(虎、象、イルカ、アザラシ)のうちの1枚であるが、
別名を「SEAL ON EARTH」とも呼ばれる。











  DUFEXアート 「Cradle babies」 1997年 Anthony.Casay

マリンアートなどで有名なアンソニー・キャセイ氏の原作を、
イギリスのF.J.WARREN社がDUFEXアートとしてリメイクした作品。
額装外寸36×30cm(内寸20×15cm)。
北極の空に浮かび上がるオーロラのすばらしさもさることながら、
子あざらしの輝くような瞳が、DUFEXアートの魅力を
最大限に引き出している秀逸な作品といえよう。

注:DUFEXアートとは、写真技術を応用したDUFEX PRINTSと呼ばれる技法によりプリントした作品を指す。
極薄のアルミシートにエンボス(凸凹)加工を施した上からメタリックインクをのせてあるため、
見る角度や光の当たり具合により、オーロラのような輝きを見せるのが最大の特徴である。












ジークレーリトグラフ画 「HARP SEALS」 Jacquie.Marie.Vaux

ウルフ、タイガーなど、野生動物の精密水彩画として有名な
ジャッキー・マリー・ヴォーグ氏の作品の中でも珍しい、
まっ白なタテゴトアザラシを題材とした逸品。
額装外寸27.5×22.5cm(版画内寸24.5×19.5cm)の小型サイズながら、
彼女の繊細な筆遣いを見事に再現した、透明感あふれる瞳がすばらしい。
当園所有のものは、製作番号No,221/950。












シバクローム画 「STAR BRIGHT」 1993年 Anthony.Casay

マリン・アートの大家、アンソニー・キャセイ氏による作品で、
額装外寸76×88cm(版画内寸49×59cm)の大型サイズである。
ホワイトコートの毛並みが包み込む温かさや、
凛とした北極圏の空気さえ感じさせる深い色合いが絶妙。
ちなみに、画左下のサインは原画どおりの刷り込み、
右下の金文字サインが氏の直筆サインとなっている。
なお当園のものは、製作番号6/275・・・奇跡のシングルナンバーである。