ガンダムコレクション,ガンコレ,GundamCollection


ガンダムコレクション大全集

DX 5



2006年9月27日発売
1個302円(税抜)
DX5シリーズのラインナップは、ガンダムX、ZZ、ガンダムW(EW)、CCA-MSV、MS-IgLooという、比較的マイナー作品(失礼)からの選抜で、1st、Z、SEEDというメインストリームからは1機も登場しないという、ある意味チャレンジャーな構成となっていた。結果としてガンコレコレクターはともかく、一般ユーザーをつかむのは難しく、また各アイテムの混入率も平均的なようでいて、その実はコンプリートを目指すには極めて困難ということから、事後の評価は今ひとつであった。
※バリエーションなしのアイテムは1カートン当たり10個も入っている反面、マーキング違いはそれぞれ1~2個しかないというようなバランスであったため、AX5~NX5をゲットするのは比較的簡単だが、マーキング違いを全種揃えるのは至難の業となっている。
AX5 G-ファルコン ガンダムXX GX5 ウイングガンダム(EW版) MX5 ゼーゴック
BX5 G-ファルコン ガンダムレオパルドデストロイ HX5 シェンロンガンダム(EW版) NX5-1 バウ
CX5 G-ファルコン ガンダムエアマスターバースト IX5 ガンダムヘビーアームズ(EW版) NX5-2 バウ量産型
DX5 量産型キュベレイ JX5 ガンダムサンドロック(EW版)  
EX5 ドライセン KX5 ガンダムデスサイズ(EW版) ※機体名をクリックすると
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FX5 シュツルム・ディアス LX5 νガンダムHWS
 AX5 GX-9901-DX G-ファルコン ガンダムダブルエックス 
[機体解説]
■[頭頂高]17.0m/[本体重量]不明
新連邦軍が「GX-9900 ガンダムエックス」を参考にフラッグシップMSとして開発していたガンダムタイプのMS。ゾンダーエプタ島での起動テスト中にガロード・ランによって奪取され、以後、彼の愛機としてフリーデンを拠点に活躍する。バスターライフルをはじめ、ツインサテライトキャノン、ブレストランチャー、ヘッドバルカン、ハイパービームソード、ロケットランチャーガン、G-ハンマー、ツインビームソード、ビームジャベリンなどの他、フラッシュシステムも装備しているため、Gビットを制御できる可能性も高い。また、支援戦闘機「G-ファルコン」との合体機構を備えており、戦後に開発された兵器のなかでもトップクラスの戦闘能力を備えている。
[メモ]
AX5はG-ファルコンとドッキングしてツインサテライトキャノンの砲撃態勢をとっているポーズで、バスターライフル装備とハイパービームソード装備の2バリエーションがある。
DX5シリーズのエースナンバーは、誰もが予想し得なかったガンダムXからの登板となった。しかも、これまでに主役メカであるガンダムエックスすら登場していないのに、エックスをすっとばしてダブルエックスが!しかも単体ではなくG-ファルコンとの合体状態でのガンコレ化である。これは例えるならガンダムより先にGアーマーがいきなり出現した以上の驚きだ。メイン機のガンダムエックスはここから1年後に発売されるCOMPLEXシリーズまで待たねばならなかったし、ダブルエックスは最後まで単体MSとしてはガンコレ化されていない。せめてダブルエックスとG-ファルコンとの合体分離ができるギミックになっていれば嬉しかったのだが、胸部分などはパーツが一体化しておりどうにもならない。
DXシリーズに起用する大型機の選定に苦心していたのもわかるが、選択としてはイマイチという感が拭えない。
 バスターライフル  レア度★★☆☆☆
 ハイパービームソード  レア度★★☆☆☆
 BX5 GT-9600-D G-ファルコン ガンダムレオパルドデストロイ 
[機体解説]
■[頭頂高]16.8m/[本体重量]不明
戦闘によって破損したガンダムレオパルドに大規模な改造を施した機体。インナーアームガトリングは左右2連装のツインビームシリンダーに、グレネードランチャーをリストビーム砲に変更。両肩には4門のショルダーランチャーを装備し、頭部の2基の実体弾武装を1基のビーム砲に改造。ビームキャノン2門、11連ミサイルポッドに加え、ヒートアックスも追加された。ブレストガトリング、ホーネットミサイル、セパレートミサイルポッド、ビームナイフは継続採用されており、カラーリングも赤暗色系に変更されている。パイロットは、ロアビィ・ロイ。「G-ファルコン」と合体することで、更なる火力の強化と宇宙空間での高機動戦闘も可能となる。
[メモ]
AX5ダブルエックスのところで酷評したにも関わらず、さらにレオパルドデストロイ+G-ファルコンが続く。こちらのベース機であるガンダムレオパルドはついにガンコレ化されていない。しかし汎用機っぽくてハンパ臭を強く感じるダブルエックス+G-ファルコンよりは、武装強化が図られたレオパルドデストロイをさらに火力を増強した本機はそれなりにフルアーマー感があって良いと思う。またレオパルドデストロイの合体パターンはMS前面にG-ファルコンのパーツが露出しないことから、G-ファルコン部分を取りはずすことで、単体のレオパルドデストロイとして成立するというのも評価を上げたところだ。
 ツインビームシリンダー+11連ミサイルポッド  レア度★★☆☆☆
 CX5 GW-9800-B G-ファルコン ガンダムエアマスターバースト 
[機体解説]
■[全長]不明/[本体重量]不明
戦闘によって大破したガンダムエアマスターを改修した機体。火力と機動性の向上が計られている。武装は、従来からの2基のバスターライフルと2門のヘッドバルカンに加え、ノーズバルカンの代わりに装備されたノーズビームキャノン、ショルダーミサイルを転用したミサイルライフルも装備している。その機動性に比して武装面に課題があったエアマスターは、この改造で非常にバランスのとれた機体となった。パイロットは、ウィッツ・スー。また「G-ファルコン」と合体することで、さらなる火力の強化に加え、巡洋艦クラスの航宙艦に匹敵する巡航速度を出すことができる。
[メモ]
拡散ビーム砲は機体解説に書かれていないが、ミニブックの写真部分には本機の主武装として指示されている。これはG-ファルコンから伸びる両舷の砲塔を指しており、つまりはG-ファルコン側の固定武装なのだが、合体することで得られる最高火力が拡散ビーム砲という理解でもよいと思われる。というのも、ガンダムX劇中ではこの合体形態はコンピューター上で存在が示されたにすぎず、実際には実現していないからで、エアマスターバースト本体とG-ファルコンの武装のいずれがより強力なのかは比較しようがないのである。
CX5はファイターモードのエアマスターバーストとG-ファルコンの幻の合体形態で、バリエーションはない。
 拡散ビーム砲  レア度★★☆☆☆
 DX5 AMX-004G 量産型キュベレイ 
[機体解説]
■[頭頂高]18.4m/[本体重量]35.2t
第一次ネオ・ジオン戦争末期、ハマーンに謀反して蜂起したグレミー軍が、切り札として投入したニュータイプ部隊が使用した機体。基本性能はAMX-004 キュベレイに匹敵し、ビーム・ガンをハンド・ランチャーに換装、大型化されたコンテナにはファンネルを30基装備。背部にはアクティブ・カノンを2門追加するなど、火力が強化されていた。ハマーンに忠誠を誓うキャラ・スーンのゲーマルクとの交戦でほぼ全滅している。
[002][016][027][035][102][134]
コア3を巡る決戦においてゲーマルクなどと交戦する際に目撃された機体に記されていたインシグニア。
[メモ]
量産型キュベレイは、エルピー・プルの乗機であるキュベレイMk-Ⅱと同色系のため、同じマシンであるという誤解もあるようだが、細部にわたって変更が施されており別のMSである。その差はシャア専用ザクと量産型ザクとの関係よりもっと別モノという差異がある。外観上でいえば、頭部アンテナ及びフェイス形状、胸腰のフロントアーマー、膝アーマー、リアのファンネルコンテナのサイズ、アクティブ・カノンの増設等々、比べてみるとかなり多くの変更が加えられていることがわかるだろう。この辺はハマーンのキュベレイ(Mk-Ⅰ)とキュベレイMk-Ⅱが塗色と腕部武装以外ほぼ同デザインであったのとは異なり、量産化にあたってはパイロットのNT資質を勘案したダウングレードという意味もあったのだろう。
DX5ではナンバリング違いの6種+シークレットのグレミー軍カラーの計7種も用意されていたがそれぞれの混入率は低めになっており、[002][035][102]はシークレットと同格の1/108、残る[016][027][134]もプチレア2/108という低確率であったため、7種コンプは史上最難関とも言えるほどの難易度となっていた。なおこのうち[027][035][102]は飛行形態となっており、同じDX5というアイテムながらほとんどのパーツが別成型という、極めて珍しいケースであることにも注目してほしい。
 [002]  レア度★★★★
 [016]  レア度★★★☆☆
 [027]飛行形態  レア度★★★☆☆
 [035]飛行形態  レア度★★★★
 [102]飛行形態  レア度★★★★
 [134]  レア度★★★☆☆
 グレミー軍カラー<シークレット>  レア度★★★★
 EX5 AMX-009 ドライセン 
[機体解説]
■[頭頂高]22.0m/[本体重量]36.7t
第一次ネオ・ジオン戦争時におけるドム系の最終発展型MSで、ベース機は「MS-09R-2 リック・ドムⅡ」とされている。 当初は地上用として開発されたが、後に宇宙用に発展した。3連装ビーム・キャノンやビーム・ランサー、トライブレードなどの固定武装を多数装備しており、ビーム・トマホークをデフォルトの斬撃装備とする。 パイロットはオゥギュスト・ギダン、ラカン・ダカランをはじめ、歴戦のベテランパイロットが好んで搭乗した。
[12][28][45][76]
ダカール奪還戦からコア3攻防戦に至る期間に目撃された機体に記されていたインシグニア。
[メモ]
ドライセンは「リックドムⅢ」という位置づけで生産されたと言われているが、当初は地上戦用として開発がスタートするなど、多分にコンセプトにブレが生じている。メガ・バズーカの採用が見送られたことやビーム兵器主体の実装となったことで、結果的には中近接戦闘タイプに落ち着いたようだ。
メイン武装のビーム・トマホークはビーム・アックス系として派生がみられる武器であるが、ドライセンのビーム・トマホークは形状が歯ブラシにしか見えず、口の中で虫歯菌と戦っているイメージ(妄想?)が拭えないのはなぜだろうか(笑)。
EX5ドライセンはナンバリング違いで4種があり、そのうち[12]と[76]がビーム・トマホーク装備、[28]と[45]がトライブレード&3連装ビーム・キャノンのポージングとなっている。
 □ [12](ビーム・トマホーク)  レア度★★☆☆☆
 □ [28](トライブレード&3連装ビーム・キャノン)  レア度★★★☆☆
 [45](トライブレード&3連装ビーム・キャノン)  レア度★★★☆☆
 □ [76](ビーム・トマホーク)  レア度★★★☆☆
 FX5 RMS-099B シュツルム・ディアス 
[機体解説]
■[頭頂高]18.0m/[本体重量]32.5t
RMS-099 リック・ディアスの火力増強型。背部のランダム・バインダーをビーム・カノン内蔵のグライ・バインダーに換装し、ベース機にはリック・ディアスの機能強化タイプを使用している。グリプス戦役時に建造が決定し、エゥーゴのリック・ディアス隊から選抜されたエースに支給される予定であったが、ティターンズの衰退とアクシズの地球圏帰還の時期が重なり、政治的な裏取引によってアクシズ=ネオ・ジオンに数機が譲渡され、ネオ・ジオンのサトウ隊長率いるシュツルム・ディアス隊によって運用された。
[01][02][03][04]
ネェル・アーガマを襲った機体に記されていたインシグニア。01はサトウ隊長機とされている。
[メモ]
シュツルム・ディアスはリック・ディアスからの発展形とされるとおり、MS本体部分はほとんどリック・ディアスそのものである。というよりも、むしろ型式番号からしてもB型のリック・ディアスと考えたほうが自然だ。本機は標準機に対してクワトロ専用のカスタム機として構想されていたという説もあるように、高機動・高火力の上位互換機であり、特徴的なグライ・バインダーはジェネレーター内蔵型のビーム・カノン兼スラスターユニットで、高機動型ゲルググのB型とC型バックパックを同時に実現したようなイメージである。なおMS本体部分でリック・ディアスとの違いは主に脚部に顕著で、膝アーマー形状変更やスカート部分の大型化が挙げられるが、頭部モノアイの上部にひさしのようなパーツが付けられているため見分けるのに目印になる。しかし本来これは指揮官機の専用部品らしく、ノーマル機はリック・ディアスの頭部と同じくひさしがないようだ。
ただしFX5では、[01]~[04]までの機体すべてが指揮官機仕様となっている。武装違いがあり[01]と[03]がクレイ・バズーカ装備、[02]と[04]は右手ビーム・サーベル&左手ビーム・ピストル装備だ。
 □ [01](クレイ・バズーカ)  レア度★★★☆☆
 □ [02](ビーム・サーベル&ビーム・ピストル)  レア度★★★☆☆
 □ [03](クレイ・バズーカ)  レア度★★★☆☆
 [04](ビーム・サーベル&ビーム・ピストル)  レア度★★★★
 GX5 XXXG-01W ウイングガンダム(EW版) 
[機体解説]
■[頭頂高]16.3m/[重量]7.1t
主にヒイロ・ユイが搭乗する可変MS。バードモードと呼ばれる飛行形態に変形することで、高々度から海面下まで、通常のMSとは比較にならないほど広大な活動領域を誇る。「オペレーション・メテオ」で地球に降下して後、任務遂行上の要請からヒイロ自らが自爆させたこともある。頭部バルカン砲、胸部マシンキャノン、ビームサーベルなどの他、コロニーをも一撃で破壊するバスターライフルを主武装としており、バードモードでも使用可能である。開発者はドクターJ。
〔このMSは、OVA「新機動戦記ガンダムWエンドレスワルツ」に登場したウイングガンダムゼロ(EW版)他4体のガンダムを元に、その世界観における初期型としてデザインされたものである。〕
[メモ]
「EW版」と呼ばれる主役機5体は、TV版ガンダムWに登場した5体と同一のものという位置づけであるが、OVA化にあたりで大幅に描きかえられた後期型の5体に対応するように、その前身となる5体にもリデザインが施されたという経緯で誕生したものであり、新解釈版ともいうべき同型機のバージョン違いと考えるのが妥当だ。原型機が大河原邦彦氏のデザインであったものをカトキハジメ氏の手でリメイクされたことから、Ver.Kaとかアーリータイプと呼ばれることもある。
各MSの基本コンセプトやボディ形状はできるだけそのままに、武装やディテールに改良が施されているのだが、ウイングガンダムはその最大の特徴点である翼部分に大幅な変更が加えられている。EW版ウイングゼロが有機的なエンジェル風デザインであるのに対し、メカニック感を最大限に残しつつ、より「翼」感を意識したデザインとなっている。たぶんこれは、女性ファン層に「虫の羽みたいで嫌」と不評を買ったとされるTV版ウイングガンダムをナントカしようという圧力により、脱・昆虫を意識してリファインを試みた結果と思われる。だが結果として、ゆるふわ天使系に違和感を持っていた本来のガチ勢からは称賛を持って受け入れられたのだから、なにがどう転ぶかはわからないものだ。筆者もどのウイングガンダムが好みかと聞かれれば、このEW版ウイングガンダムに1票を投じるだろう。
 □ バスターライフル  レア度★★☆☆☆
  バードモード (改造品)  レア度☆☆☆☆☆
  [メモ]NEO3ではTV版ウイングガンダムのバードモードを作成したが、もちろん今回もバードモードへの変形を敢行するぞ!
      変形パターンはほぼ同様であるので製作方法も同じとなるが、こちらのほうが翼面積が広いため断然見映えのするシルエットとなった。
 HX5 XXXG-01S シェンロンガンダム(EW版) 
[機体解説]
■[頭頂高]16.4m/[重量]7.4t
主に張 五飛(チャン・ウーフェイ)が搭乗するMS。単機での任務遂行が想定されており、補給を少なくできる近接戦闘に特化した武装が施され、長中距離用の銃火器はなく、いわゆる“飛び道具”は頭部バルカン砲のみ。右腕が伸縮して火炎放射器とクローとなるドラゴンハングやナギナタ状のビームグレイブを装備している。機体名は竜一族の守護神「神龍(シェンロン)」に由来するが、五飛自身は「ナタク」と呼んでいる。開発者は、五飛と同族のコミュニティに属する老師O。
〔このMSは、OVA「新機動戦記ガンダムWエンドレスワルツ」に登場したウイングガンダムゼロ(EW版)他4体のガンダムを元に、その世界観における初期型としてデザインされたものである。〕
[メモ]
TV版シェンロンガンダムのビームグレイブは薙刀の形状をしていたが、EW版では後継機アルトロンガンダムと同様のビームトライデントとして使用されている。HX5付属のミニブックではビームグレイブとして統一的に記載されているが、アイテムとしてはビームトライデントを装備した状態となっている。(ここでのアイテム名称はミニブック記載を尊重してドラゴンハング+ビームグレイブ装備として表記する。)
HX5は右手にドラゴンハングを構え、左手にビームグレイブ(ビームトライデント)を把持したポーズである。
 □ ドラゴンハング+ビームグレイブ  レア度★☆☆☆☆
 IX5 XXXG-01H ガンダムヘビーアームズ(EW版) 
[機体解説]
■[頭頂高]16.7m/[重量]7.7t
主にトロワ・バートンが搭乗するMS。火力を重視して設計されており、頭部バルカンを始め、胸部マシンキャノン、胸部ガトリング、肩部ホーミングミサイル、脚部マイクロミサイルなど各種の重火器を大量に内蔵している。それに加えて手持ち武装としてビームガトリングを携行しており、ガトリング用の専用ドラムマガジンも装備している。同時期に活動を開始した5体のガンダムのうち、唯一、壊滅的な損傷を被らなかった機体でもある。開発者はドクトルS。
〔このMSは、OVA「新機動戦記ガンダムWエンドレスワルツ」に登場したウイングガンダムゼロ(EW版)他4体のガンダムを元に、その世界観における初期型としてデザインされたものである。〕
[メモ]
TV版ヘビーアームズとの最も大きな違いは、左手装備のビームガトリングのサイズだろう。TV版では五角形の小型シールドにマウントされた銃身も短めのコンパクトなガトリング砲であったが、EW版ではグフカスタムのガトリングシールドと同等の長銃身となり、さらにランドセルにマウントされたドラム型弾倉から弾帯を経由して機関部に弾薬が供給される構造になった。しかしよく考えると「ビーム」ガトリングガンなのに砲弾を抽送する弾帯が必要なのか?という疑問が生じるのだが、「ベルトでエネルギータンクとつなげられている」という説明をしている場合もあるようで、メカとしてはカッコイイけどそのへんがうやむやなのはガンダムWの世界観が影響しているような気がしないでもない。要はテキトーなのだ(~x~)。
 □ ビームガトリング  レア度★☆☆☆☆
 JX5 XXXG-01SR ガンダムサンドロック(EW版) 
[機体解説]
■[頭頂高]16.5m/[重量]7.5t
主にカトル・ラバーバ・ウィナーが搭乗するMS。近接戦闘に対応した機体で、堅牢な装甲を持ちながら充分な軽量化も計られており、重力下での機動性は非常に高い。三日月型のヒートショーテルと呼ばれる巨大な実体剣ふた振りを主武装としており、斬撃で血路をひらく。指揮官機としての通信、管制機能も充実しており、ウィナー家の忠臣でもあるマグナアック隊との連携によって、各地で目覚しい戦果をあげている。後に宇宙仕様への改造を施された。開発者はH教授。
〔このMSは、OVA「新機動戦記ガンダムWエンドレスワルツ」に登場したウイングガンダムゼロ(EW版)他4体のガンダムを元に、その世界観における初期型としてデザインされたものである。〕
[メモ]
EW版サンドロックはカトルの優しい性格を反映させてなのか、黒/白塗色のシャープなイメージが改められて、白系が前面に出され肩アーマー等もいくぶん天使っぽいデザインが交ぜこまれている。主武装のヒートショーテルは刃が大型化されてはいるが、かえって暗殺武器のショーテルを大きく見せることで残虐性を薄めるとともに、えげつないクロスクラッシャーとしての使い方は封印されるなど、カトルの平和主義者的な演出に歩調を合わせているようだ。これも女性ファンからの人気を気にしてのデザインなのだろう。
 ヒートショーテル  レア度★☆☆☆☆
 KX5 XXXG-01D ガンダムデスサイズ(EW版) 
[機体解説]
■[頭頂高]16.3m/[重量]7.2t
主にデュオ・マックスウェルが搭乗するMS。隠密性を主眼に設計された機体であり、高いステルス性を持つ黒い塗装に加え、各種のセンサーを欺瞞するハイパージャマーを装備している。各種センサーに探知されず標的に接近し、ビームサイズで一刀両断する。黒い機体に巨大な鎌を持つ姿は、まさに“死神”という名にふさわしい。近接戦闘に優れた機体で、頭部バルカン、胸部マシンキャノンのほか、射出可能なバスターシールドなども装備している。開発者はプロフェッサーG。
〔このMSは、OVA「新機動戦記ガンダムWエンドレスワルツ」に登場したウイングガンダムゼロ(EW版)他4体のガンダムを元に、その世界観における初期型としてデザインされたものである。〕
[メモ]
サンドロックが天使なのに対し、悪魔なデザインのデスサイズ。それでもEW版になって黒色部分が減ったり、ヘッドアンテナがイナズマ形状から普通のV字アンテナに修正されて悪人相が改められるなど、情け容赦のない残虐な死神から小悪魔的なベビーフェイス路線に変更されている。
他の4体がEW版になってメカニック色を前面に出してきている中で、唯一デスサイズのビームサイズの柄についてだけはむしろオカルト系を意識したデザインに変更された。TV版ではビーム刃の部分を槍型に変形させるための機械的なギミックが描かれていたのに対し、直線的な棒ではなく途中に斜めの「曲げ」を入れたり、先端・後端に魔法の杖のような意匠を取り入れたりしている。そもそも柄の部分の色も、メタリックなグレー系からホワイトに変更されており、ホワイトハット(白魔術師系)の死神をイメージしているようだ。
 □ ビームサイズ  レア度★☆☆☆☆
 LX5 FA-93HWS νガンダムHWS 
[機体解説]
■[頭頂高]22.0m/[本体重量]32.6t
νガンダムHWSは、いわゆる装甲強化のみならず、火力や機動性などをトータルで改善すべく施されている。まず各部装甲の強化と、それに伴う自重増加を相殺すべくスラスターが追加され、プロペラントの積載量も増加しており、航続距離や稼働時間も延長されている。シールドにも機動性強化などの機能が持たされているほか、火力強化のため、主武装にはハイパー・メガ・ランチャーに匹敵する威力を持つハイパー・メガ・ライフルが採用されている。
[アムロ・レイ大尉]このエンブレムはAE社がアムロ・レイ大尉用にデザインした物で、カラバ時代から使われていた。
[アムロ・レイ大尉/ユニコーン]このエンブレムは、カラバで活躍していた時期のエンブレムに手を加えたもので、アムロの性格を一角獣に見立てた意匠となっている。
[メモ]
νガンダムHWSは、CCA-MSV(逆襲のシャアMSV)にて示唆されたνガンダムのフルアーマープランである。もしもシャアの反乱がアクシズ地球落着で終結せずに長引いたとしたら・・・というifの場合にνガンダムを武装強化したバージョンとされる。HWSとはヘビー・ウェポン・システム(Heavy Wepon System)の略称で、機体各部の装甲強化と相応のスラスター力強化を両立された追加武装であり、損耗程度によっては追加部分をパージして軽量化することもできるらしい。
HWSは追加装甲としての意味のほか武装強化も図られており、外からも見える肩部ミサイル・ランチャーのほかにも胸部装甲内にも片側9連装のミサイル・ランチャーが仕込まれているし、ハイ・メガ・シールドには大口径の2連装メガ粒子砲が内蔵されている。もちろんフィン・ファンネル等のνガンダム本来の武装もそのまま使用可能だ。
LX5ではハイパー・メガ・ライフル装備とビーム・サーベル装備の2種類がラインナップされている。
 ハイパー・メガ・ライフル  レア度★★☆☆☆
 □ ビーム・サーベル  レア度★★☆☆☆
 MX5 MSM-07Di ゼーゴック 
[機体解説]
■[全長]27.3m/[全重量]212t
「MDS=モビルダイバーシステム」の機体制御ユニット。L.W.C.(大量兵器輸送コンテナ)をコントロールするため、水陸両用MSズゴックを改装して使用している。右腕はセンサー・アームに改装され、左腕はほぼ原型機のまま。下半身は飛行ユニットに換装されており、兵装ユニットとはパイロンで連結されている。MDSとは、連邦軍がジャブロー基地から打ち上げるマゼランやサラミスを、直接大気圏に突入して迎撃する計画及びシステムのこと。第一兵装は大型ミサイル、第二兵装は小型ミサイル、第三兵装は拡散ビーム砲と、三種類の兵装カプセルをコントロールするユニットがゼーゴックなのである。ミッション終了後は兵装カプセルを投棄し、ゼーゴックのみをガウで回収するが、ゼーゴック自体もパイロット以外は使い捨てである。パイロットは海兵のヴェルナー・ホルバイン少尉。
[メモ]
ゼーゴックはMS-IgLooに登場した機体で、見てのとおり廃品ズゴックを改造してMDSのコントロールユニットとして再利用したものである。MDSは技術試験隊のムスペルヘイムやヨーツンヘイムで運用され、使用機体にはジオン軍マークにモビルダイバーの“M”を重ねたエンブレムをマーキングしている。ゼーゴックの左肩に描かれたエンブレムがそれである。
MDSは搭載した各種武装をドッキングしたゼーゴックで射撃管制を行う戦法を実行するためのシステムであり、L.W.C.内の兵装交換により4連装対艦用大型ミサイル、28連装ロケットランチャー「R-1(アールアイン)」、拡散ビーム砲「クーベルメ」等が運用可能。一撃を加えた後はL.W.C.を遺棄して、離脱したゼーゴックだけを回収する算段だが、ゼーゴック本体には左腕のメガ粒子砲1門しか残されておらず(右腕はセンサーのみ)、戦闘力はほとんど無いに等しい。
 モビルダイバー隊  レア度★☆☆☆☆
 NX5-1 AMX-107 バウ 
[機体解説]
■[頭頂高]18.5m/[本体重量]34.7t
MSZ-006 Zガンダムと同様のTMS(可変MS)であり、かつ、MSZ-010 ZZガンダムと同様の合体・分離型MSでもある。アクシズの地球圏への帰還に伴ってネオ・ジオンに出戻った旧ジオン公国系の技術者が、エゥーゴやティターンズの開発データを参考に独自に開発。上半身がバウ・アタッカー、下半身がバウ・ナッターに変形する。パイロットは上半身に搭乗し、下半身は無線誘導され、ミサイルとしても使用可能。連邦議会が開催されるダカールの制圧時に実戦投入され、ダカール奪還作戦を展開するカラバ部隊の迎撃にも使用された。
[龍飛]赤系に塗装された機体の左フロントアーマーに記されていたエンブレム。
[メモ]
オレンジ色のバウはアクシズ士官時代のグレミー・トト搭乗機であり、実質的にはバウの初号機である。開発時のコードネームが「飛龍」であったこともあり、グレミー機にはフロントアーマーに「龍飛」の文字が描かれているのだが、これは実は龍の下に飛と書く漢字一文字で「ばう」と読むそうだ。
本機体はガンダムチームとの交戦で撃墜されており、グレミーが反乱を起こした後の機体はこのバウではなく、量産型バウをグレーに塗装しなおしたものである。
武装バリエーションとして、ビーム・ライフル装備とビーム・サーベル装備の2種類が存在する。
 [龍飛](ビーム・ライフル)  レア度★★☆☆☆
 [龍飛](ビーム・サーベル)  レア度★★☆☆☆
 NX5-2 AMX-107 バウ量産型 
[機体解説]
■[頭頂高]18.5m/[本体重量]34.7t
MSZ-006 Zガンダムと同様のTMS(可変MS)であり、かつ、MSZ-010 ZZガンダムと同様の合体・分離型MSでもある。アクシズの地球圏への帰還に伴ってネオ・ジオンに出戻った旧ジオン公国系の技術者が、エゥーゴやティターンズの開発データを参考に独自に開発。上半身がバウ・アタッカー、下半身がバウ・ナッターに変形する。パイロットは上半身に搭乗し、下半身は無線誘導され、ミサイルとしても使用可能。コロニー落とし作戦時のダブリン封鎖やコア3攻防戦において多数投入された。機体色は緑色の他、ハマーンに謀反して蜂起したグレミー軍のグレーに塗装されたカラーリングが存在する。
[01][02][03]
コロニー落とし作戦時にダブリン付近で目撃された機体に記されていたインシグニア。
[メモ]
バウ量産型とオリジナルのバウ(オレンジ色の[龍飛])は、外観的にも性能的にも同じものが2号機以降を緑色塗装として製造されたもので、型式番号もAMX-107で変わらない。そのためかガンコレとしても両方ともNX5という番号であり、台座もNX5番で機体名は単に「バウ」とだけ記された共通のものとなっている。ただし、付属ミニブックだけは記載内容の違う2種類が用意されており、オレンジ色の[龍飛]には「NX5-1バウ」、緑色の[01][02][03]には「NX5-2量産型バウ」という枝番号付きのミニブックがそれぞれ同梱されていた。なお、シークレットのグレミー軍カラーの機体も量産型バウのひとつであるから、NX5-2ミニブックが付属する。
武装違いは[02]のみビーム・サーベル装備でその他はビーム・ライフル装備。[03]は混入率1/108のレアアイテム、[01]と[02]も2/108のプチレアだ。
 [01](ビーム・ライフル)  レア度★★★☆☆
 [02](ビーム・サーベル)  レア度★★★☆☆
 □ [03](ビーム・ライフル)  レア度★★★★
 □ グレミー軍カラー(ビーム・ライフル)<シークレット>  レア度★★★★