まずは、これ! おー、かわいいせいうちのかぶりモノ・・・と思いきや、ただのかぶりモノじゃなーい?! 「極地探検の専門家の必需品」のバナナキーパーじゃないかっ! えーと、なになに? 「危険な極地探検の際、手に汗にぎる緊迫したシーンで持っていたバナナを握りつぶしてしまったり、 握っているバナナが手と凍り付いて離れなくなってしまった。また、バナナを握っているためにピッケルが持てず クレバスにはまってしまった。というような経験はどなたも一度や二度じゃないはずです・・・」 あるある! ホント困ってたんだよねー。 凍ったバナナは皮が剥きにくいしね。 それから? 「・・・本製品はバナナ2本を手で握ることなくどこへでも持ち歩くことができるというプロの世界では常識的に使われている製品です。 最近ではバナナに集まるショウジョウバエを間近で観察できると一部の研究者のなかでも話題になっております。 この機会にあなたもバナナキーパーであらたな世界をお楽しみください。 ええかげんにセイ!ウチ展特別価格10,000円(バナナ2本付)」 おお、おおお!バナナが2本も付いてくるのかー! うーん、これはお得だよなー。 ・・・ところでこの額入りの説明書も付きます? え、付けます? よし買った〜っ!! ちなみにこの製作者は、セイ!ウチ展のセイウチ餌付けショーに登場した全身着ぐるみの製作も手がけた冨田俊哉さんですよ。 |
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もちろん、バナナは脱着可能です。 どうです、1本。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
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またまたかぶりモノの登場。 かぶりモノ好きだねェ、アンタ。 こちらはちょっとゴワゴワした感じの生地をチョイスしたあたりが秀逸。 実にせいうちっぽい。 まんまる目玉の離れ具合や、鼻の穴、ヒゲまわりのたぷたぷしたお肉などのバランス取りもグー! 男の子と女の子の対での出品であったが、男の子版はチチさんがお買い上げ。 いつかオフ会を開催するときは、再びひきあわせてあげましょうぞ。 ね、チチさん。 |
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続いては、かぶりモノの下に飾ってあるミニフィギュア。 (2段上の写真を見てね。) ぬぁんと、かぶりモノと同じ西野真弓さんの作品であります。 お裁縫も細かいフィギュア作成もこなすとは、すごい才能だぅ! というか、雑貨全般にわたって製作されている方なんですよね。 このセイウチ・ミニフィギュアは4連作。 左上「仲良し」、右上「お出掛け」、 左下「お散歩」、右下「メイド喫茶」。 「お出掛け」の彼女が、セイウチのかぶりモノをしているのに注目! |
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どのセイウチも丸み具合、タルみ具合など、 よーく観察したうえで再現されてますよね〜。 そんな連作の中にあってもインパクト抜群で、見た瞬間に 思わず吹きだしてしまった「メイド喫茶」がお気に入り。 セイウチとメイド喫茶って・・・すごい想像力! |
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見よ、このノビきった表情を!! 鼻の穴おっぴろげて「むふー」って。 それにその目! ぜったいいる!こういうセイウチ!(北極にメイド喫茶があれば、だが。) それにしてもLOVEサインつきのオムライスとか、氷の入ったサイダーとか、芸が細かすぎ! アキバ系御用達のデイパックには、おさかなマーク入りだぜ。 Bravo!! ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
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お次は、西浦由乃(ゆの)さんの作品、フードつきセイウチパーカー。 こーれはねぇー、まず生地がいいよねー。 毛並みが柔らかくって、換毛したてのせいうちみたい。 初夏のせいうちって、金色だもんね。 ムフフ・・・。 おっと、作品の紹介をしなくっちゃでした。 注目すべきポイントは多いけれど、まずは牙。 思いきって固い素材を脱却し、白い厚手のリボンで表現。 これによって本当に長時間着ていられる機能を獲得したといえよう。 さらに作りこみが秀逸なのは、袖と背中の裾部分。 セイウチの前ヒレ・後ヒレが絶妙なデザインで表現されています。 本当は子供服サイズで作ったそうですが、小柄なお姉さんなら十分イケます。 だけどなぁ・・・きゅう隊長じゃ着れないもんなぁ。 え?飾っとけばいいじゃない、ですか? |
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・・・と思っていたのに! きゅう♀よ、着れちゃったのかぁいっ?! だが、やらん! やらんぞぉ!! きれいに飾っとくんだーい!!(泣) ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
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・・・気を取り直して、と。 きれーなお姉さんにセイウチパーカーを着てもらうなら、それに合わせてこんなアクセはいかが? セイウチミラーペンダントだ。 裏側にはミニミラーが仕込んであるんだね、これが。 本業でも彫金などを手がけている五十嵐真理子さんの作品。 量産したら水族館で売れますよ?! ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
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こちらは想像工房さんの作品で、木工細工「セイウチノウチ」。 セイ・内田さんのお宅です。 氷山を切り出したような円柱状の外観ですが、 フタを開けると「やぁどうも!」と、コップ片手に内田さんがこんにちは。 なかなかいいお住まいですね。 この作品のすごいところは、フタと連動して内田さんが部屋の中から 起き上がってくるギミックになっているのだが、それをヒモと内田さんの マフラー以外はすべて、木材だけの組合せで作っているということ。 それに、細かいんだけど棚のFISH缶やボトルなどは、直接に 筆で描きこまれているんですよ! もちろん、内田さんの造形もすばらしく、色合いや丸み、 目や牙に至るまで、そのまんま絵本の中から飛び出して 話しかけてきそうな雰囲気です。 |
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ラストは、この一枚。 アラタニアサコさんの油絵「社交場」。 輪郭線を使わない独特の手法で描かれていますが、セイウチの群れの雰囲気は 星野道夫氏や岩合光昭氏の写真を彷彿させるような生き生きとしたタッチで、セイウチたちの体温まで感じられそう。 もしセイウチたちがパーティのために着飾るのなら、こんなふうになるのでしょうか。 それぞれがティアラをしてみたり、牙にラインストーンを配したりと、結構凝り性なのかもね、セイウチって。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
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このほかにも、これはほしいっ!という名作がいくつもあったのだが、そこはさすがに優秀作品、 残念ながら先に買い手がついてしまったために入手できなかったものも多数あった。 (・・・チチさん自身がキープされてたものもいっぱいあったけどね(^_^)。) それでも、7点もの名作(迷作?)をGetできて、せいうち大感激ィ!! |
+1 のコーナー |
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出品作ではないのだけれど、特別にいただだいたものをご紹介しますね。 セイ!ウチ展の当日、お客さんとして来場されていたnaoさんの作品です。 木版画ですか? これを杉材でできたウチワに印字したものをグッズ鑑定に持ち込んでおられました。 いろんな鑑定品をいっしょに見せてもらっていましたが、一日見た中でもトップクラスの優秀作品でした。 なんと言っても、ウクレレ片手のチチセイウチ(セイウチチ?)がかわいく描かれていてGoodです! わざわざ送ってくださったnaoさん、ありがとう!! |