天気は上々、抜けるような蒼空を 眩しい白雲が流れていく。 こんな天気の下で野球をする選手は、 さぞ爽快な気分だろう。 空高くそびえ立つ照明塔は、 今年改装されたばかり。 ナイターになれば、まばゆい カクテルライトを灯し、試合を盛りたてる。 このライトが逆三角形に並ぶデザインは、 Yokohamaの「Y」を模して作られたものとか。 |
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センターからバックスクリーンを見上げる。 最上段の看板まで、約30mもの高さである。 スタジアムの歴史をひも解けば、125年以上の時を遡る。 1874(明治7)年、居留外国人用クリケットグラウンドとして 開設され、当時は「横浜彼我公園」と呼ばれた。 1929(昭和4)年には野球専用の「横浜公園野球場」に、 そして1978(昭和53)年には、念願のプロ野球団 「大洋ホエールズ」をフランチャイズすると共に 観客席の一部が可動する多目的スタジアムと改築され、 その名も「横浜スタジアム」と改称されたのである。 |
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グラウンド全面にはられた人工芝は、フカフカとして 思ったよりも柔かく、膝への負担も少ないようだ。 なお、ハマスタの人工芝は、後楽園球場(当時)に 続いて日本で2番目に導入されている。 ・・・ということは、張替えということを除けば、 現存する最古の人工芝球場ということだろうか? |
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センター守備位置からホーム方向を望む。 すり鉢状のスタンドに囲まれている故に、 独特のハマ風が天を舞う。 ライト→レフト方向へゆっくり吹いていたかと思えば、 数秒後にはセンター→ホームへの強烈なアゲインストに なっていたりするから要注意だ。 また、高度によっても風向が変わる。 照明弾様の花火「フラッシュ」を打ち上げるとわかるが、 5m上った辺りから急に旋回したり、不規則な軌道を描く。 まさに旋風(つむじ風)状の気流があると思われる。 |
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野球少年の憧れ、ピッチャーマウンドだ。 一段高い土の盛り上りが、 心臓の鼓動とシンクロしているようだ。 実際に立つと、スタンドやテレビ画面で見ているよりも、 遥かにホームベースが遠く、ストライクゾーンは 針の穴のように狭く感じる。 |
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憧れの双璧、バッターボックスである。 名だたるプロの選手たちが、 そしてベーブ・ルースやルー・ゲーリックらの アメリカン・オールスターもプレーしたこの場所に 今、立っている。 しかし広い、とにかく広い!広すぎるっ!! 一塁線をまっすぐ、遥か先にポールが見えるが、 両翼で94m、センターでは118mもあることに加え、 約4mもの高さの外野フェンスが、打球を阻む。 素人には、ホームランなんかとても届きそうにない。 |
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1塁側ブルペンの奥に、リリーフカーを発見! ベース車は「Sカーゴ」で、 フロントガラスやドアの無い仕様になっている。 ハマの大魔神・佐々木主浩投手が乗ってリリーフに 登場するシーンには欠かせない存在であった。 残念ながら、シートを被った状態で、 ホッシー君をデザインしたボディを 写真に収めることは叶わなかった。 |
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ご満悦のせいうちクン。 今だけ、スタジアム独り占めっ!状態である。 彼がベイスターズのレプリカユニフォームに 背番号99(きゅうきゅう)をつけて、 応援グッズにしていることは、一部では有名だ。 |
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ベンチ入り。(笑) ・・・しかも、タイマーなしで自写。 |