ホンダの新機軸原付バイク、「トゥデイ」です! エコの時代とも言われる21世紀初頭の2002年にデビューした このトゥデイは、スクータータイプの50ccミニバイクながら 新開発4ストローク単気筒エンジンを搭載している。 ピークパワーこそ、同クラス2ストのオーバー7psには及ばないものの、 4スト特有の粘り強いトルク感を重視し、加速・登坂能力ともに問題なし。 レーサーではなく公道を走る「足」としては、充分以上の性能と言えるし、 50km/L近い低燃費+オイル代節約、低騒音+低排ガスを考えれば、 従来の2スト原付から乗り換える選択肢として、有力な候補となってきている。 そして今、先代ミントの後を受け継ぐべく、わが家にもトゥデイがやって来た! |
全体的にオーソドックスなデザインであるが、このやや懐古的な形には訳があった。 基本的に、一般女性ユーザーをメインターゲットにしたタウンユース機の設計であるが、 生産ラインの合理化によって、ビジネス機としてのシェアも狙ったデザインだったのである。 メロゥな黄色い機体からはちょっと想像つきにくいが、グレー系のボディにオプションのウインドシールド(風防)を付けたら、あら不思議。→→→→→ 名機・カブシリーズの新型みたいですねー! チャームポイントの大きな目(ライト)も、セパレートパーツのくちばし(フロントフェンダー)も、タウン⇔ビジネスを兼用できるデザインだったのですね。 なるほどのな〜。 なお当機装備ののリアボックスは、アフターマーケットの後付けです。 (正規オプション品ではフロントバスケットを用意) |
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フロントビュー: やっぱり大きな目が 注目の的! |
リアビュー: 結構スリムボディ。 渋滞もOK? |
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すばらしいほどシンプルなメーター回りである。 速度計のみの一眼式メーターには、速度警告灯と燃料警告灯が点くのみ。 だがそんな中にもひとつだけ、面白いアイデアが採用されている。 オドメーターの千の位に注目。 写真ではオレンジ地に白字が表示されているが、 普段は一〜百の位と同じように黒地に白字なのである。 千の位の「0」から「9」までのうち、「1」、「4」、「7」だけがオレンジ色なのだ。 なんでだろ〜? それは、初回1000km走行時と以後3000km走行毎の、エンジンオイル交換時期を示しているのだ。 つまり、メーターにオレンジ色が出てきたら、オイル交換をしましょうってこと。 これも4ストならではのことだけど、ちょっとしたアイデアがグゥですね。 |
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最近のバイクに装備され始めた新機能が これ、盗難防止用のキーシャッターだ。 もちろんシャッターを開けるには、鍵が必要。 従来はキードラムをこじって破壊され 盗まれるケースが非常に多かったが、 エンジンオン/オフ、ハンドルロックのほか、 トランクオープナーも集約したことで、 大幅なセキュリティアップが図られている。 |
シート下には、メットイントランク。 大容量というほどでもないが、フルフェイスが すっぽり収まる、手ごろなサイズである。 左記のとおり、集中ロック式でのみ開き、 同時にフューエルリッドも兼ねているので、 万が一の盗難後にも給油されることはない。 地味だけど、結構大事なことですね。 |
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トゥデイには、やっぱり街並みが似合う。 赤いレンガを敷いた歩道に寄せて、ちょっとお買物・・・ってところ。 (ロケ地・横浜関内) |
販売店配布用のパンフレットから。 右は4ストを表す"クリーンフォーユー"マーク。 もちろん4ストであることが一番のセールスポイントだが、トゥデイのウリはそれだけではない。 新車での実勢価格98,000円(本体)と、10万円を切るリーズナブルさでもライバルを一歩リード。 また、多くのユーザーにアピールするために用意されたボディカラーは、驚きの10色(多すぎ!)。 そのおかげか、結構な台数が売れているにもかかわらず、同型同色の機体とはほとんど出会わない。 それぞれのカラーは、「シグマグレーメタリック」「シリウスブルーメタリック」「アンタレスグリーンメタリック」 「キャンディルーシッドレッド」「パールプロキオンブラック」「オリオンイエロー」「イプシロンブルーメタリック」 「パールキャンサーホワイト」「スピカピンクメタリック」「トーラスグレーメタリック」と、星座名がつけられている。 ちなみに、パンフレットにはモーニング娘。(ただし16歳以上のメンバーのみ5人)が起用されていた。 |
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赤・青・黄と3色揃った! シグナル・シスターズよん。 |
04.01.01.up