ガンダムコレクション,ガンコレ,GundamCollection


ガンダムコレクション大全集

VOL.6



2003年10月29日発売
1個180円(税抜)
ガンダムコレクションVOL.6では、満を持してZガンダム系のガンコレ化が始まったことで、次期シリーズ以降への期待感を高めつつ、外伝やSEED系をバランスよく配分したアソートとなっている。その一方、VOL1~NEO5までのレギュラーシリーズの中で、完全にSEEDオンリーセレクトであったVOL.4を除いて、ザク系の機体(ハイザック系、ウォーリア系を含む)を一切含まないシリーズはこのVOL.6だけという、珍しい一面もある。
基本ラインナップは15種45バリエーションで、1stガンダム、Zガンダム、0080、0083、SEED及びSS
(セガサターン)ゲーム・機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINYから選抜された機体が揃えられている。
A6-1 ガンダムMk-Ⅱ(ティターンズ) E6 ガンタンクⅡ L6 レイダーガンダム
A6-2 ガンダムMk-Ⅱ(エゥーゴ) F6 イフリート改 M6 モビルジン
B6-1 ジム・ブルーディスティニー G6 ドラッツェ N6 ゾノ
B6-2 ブルーディスティニー2号機 H6 量産型ゲルググ O6 ガンダム
B6-3 ブルーディスティニー3号機 I6 ソードストライクガンダム  
C6 量産型ガンキャノン J6 ストライクダガー  
D6 リックディアス K6 カラミティガンダム ※機体名をクリックするとページ内でジャンプします
 A6-1 RX-178 ガンダムMk-Ⅱ(ティターンズ) 
[機体解説]
■[全高]18.5m/[本体重量]33.4t
RX-78ガンダムの直系の後継機。地球出身者の技師のみで開発され、ティターンズを象徴する黒き色で機体を塗られていた。技術実証機であったガンダムとは異なり、無駄な装備を一切排除され、人体を模したムーバブル・フレームを内蔵。バルカンポッドシステムを始めとする各種装備は外付けオプションとして数多く開発された。実戦配備前にエゥーゴに奪われた後、機体は白く塗りなおされ、グリプス戦役、ハマーン戦争と二度の大戦を通じてエゥーゴに勝利をもたらした。
[01.][02.][03.]
このナンバリングはティターンズがグリーン・オアシスでテストしていた際に付けていた番号である。
[メモ]
Zガンダム第1話のサブタイトルにもなった“黒いガンダム”がこのMk-Ⅱだ。正確には黒/ダークブルーのいわゆるティターンズカラーである。
左肩マーキングに[01.][02.][03.]のバリエーションがあるが、テスト中であったためか各機とも手持ち武装はなく、首回りのバルカンポッドシステムのみを装備した状態となっている。1号機がエマ、2号機がカクリコン、3号機がジェリドの搭乗機であったが、クワトロ率いるエゥーゴ隊の襲撃により2号機と3号機を強奪され、追ってエマの手により1号機もエゥーゴに渡ることとなった。
 [01.](バルカンポッドシステム)  レア度★★☆☆☆
 □ [02.](バルカンポッドシステム)  レア度★★☆☆☆
 □ [03.](バルカンポッドシステム)  レア度★★☆☆☆
 A6-2 RX-178 ガンダムMk-Ⅱ(エゥーゴ) 
[機体解説]
■[全高]18.5m/[本体重量]33.4t
RX-78ガンダムの直系の後継機。地球出身者の技師のみで開発され、ティターンズを象徴する黒き色で機体を塗られていた。技術実証機であったガンダムとは異なり、無駄な装備を一切排除され、人体を模したムーバブル・フレームを内蔵。バルカンポッドシステムを始めとする各種装備は外付けオプションとして数多く開発された。実戦配備前にエゥーゴに奪われた後、機体は白く塗りなおされ、グリプス戦役、ハマーン戦争と二度の大戦を通じてエゥーゴに勝利をもたらした。
[メモ]
ティターンズから強奪後、エゥーゴの手により白色に塗り変えられたMk-Ⅱ。ガンダム(アムロ機)を意識しての色変更であったと思われるが、トリコロールの青の部分はブラック系とされるなど渋めの色使いとなっている。
ティターンズが運用していたテスト機は[01.][02.][03.]の機体番号をつけられていたが、再塗装の際にマーキングは消されている。以後は、元々の3号機がカミーユ機として運用され、1号機・2号機は機体検証や予備パーツとしてジャンク化されたといわれている。
なお、ミニブックは、ティターンズカラーの3機にはA6-1、エゥーゴカラーのものにはA6-2の枝番が付されたものが付属する。ただし、マーキングの説明部分を除いて解説文は全く同じ文面である。台座はティターンズカラーのものと同じで、枝番なしのA6番となっている。
 バルカンポッドシステム  レア度★★☆☆☆
 B6-1 RX-79BD-1 ジム・ブルーディスティニー 
[機体解説]
■[全高]18.0m/[本体重量]52.8t
ジオン公国軍より流出したEXAMシステムと呼ばれるOSを積んだ試作モビルスーツ。「蒼い死神」と呼ばれ、恐怖の対象となっていたこの機体は、全面改修したRX-79にEXAMシステムを搭載していたジムタイプの頭部を移植したため、ジム・ブルーディスティニーと呼ばれている。武装は、ビーム・サーベルやシールド等を装備していた。モルモット隊こと第11独立機械化混成部隊に配備されてからは各地を転戦し、目覚しい戦果を挙げている。
[01]
このナンバリングはハミルトン基地で完成した際に付けられた番号である。
[メモ]
ミニブックには「ジム・ブルーディスティニー」との機体名称が用いられているが、これは通称であって、「ブルーディスティニー1号機」というのが正しいようだ。というのも、本来の「ジム・ブルーディスティニー」は本機に先立ついわば0号機として存在した機体で、RGM-79[G]陸戦型ジムをベースに開発されたRGM-79BDであったのだが、機体性能がシステムに追従できずオーバーヒートで瞬時に活動不能となる不具合が発生したため、より高性能なRX-79[G]陸戦型ガンダムの機体に、EXAMシステムを内蔵したジムBDの頭部を移植したのが本機RX-79BD-1だとされているからである。従ってボディ部はほとんどが陸戦型ガンダムのそれであって、加えて胸部バルカン増設などの改造が見てとれる。
VOL.6のBDシリーズは、どれもB6番を振られており台座も共通のためバリエーション扱いとされているが、ミニブックはB6-1、B6-2、B6-3の枝番のついた別個のものが封入されている。
 BD1号機(ビーム・サーベル)  レア度★★☆☆☆
 B6-2 RX-79BD-2 ブルーディスティニー2号機 
[機体解説]
■[全高]18.0m/[本体重量]52.8t
EXAMシステムを搭載したブルーディスティニーの改良機。タイプ2へと仕様変更になったこの機体は、タイプ1でオミットしていた空間戦闘用装備とガンダムタイプの頭部が最大の特徴である。武装は、ビーム・サーベルやシールドだけでなく、新たにビーム・ライフルの携帯も可能となったようだ。1号機を失った第11独立機械化混成部隊に再配備される予定であったがジオン軍が奪取。ニムバス大尉の愛機として両肩を赤く塗り替え、同部隊の前に立ち塞がった。
[02]
このナンバリングはハミルトン基地で完成した際に付けられた番号だが、ジオンに奪取された際に消されている。
[メモ]
BD-1と同じベース機を使用しているが、外観的にはガンダム型ヘッドとされているほか、宇宙仕様に改造したランドセル等に違いが見られる。また、シールドについてもBD1は陸戦型のものを装備していたがBD-2は六角形の汎用タイプを使用している。一説にはBD-2はジム・コマンド系の持つ曲面型シールドを使用していたこともあるようだ。
専用ビーム・ライフル装備で左肩に[02]のナンバリングがされているのが本来のBD-2である。今回はシークレットとして、ジオンに奪取された後、ニムバス・シュターゼン大尉専用機として使用された両肩が赤いBD-2が用意されており、こちらはビーム・サーベル装備となっている。
 BD2号機(ビーム・ライフル)  レア度★★☆☆☆
 ニムバス専用BD2号機(ビーム・サーベル)<シークレット>  レア度★★★★
 B6-3 RX-79BD-3 ブルーディスティニー3号機 
[機体解説]
■[全高]18.0m/[本体重量]52.8t
ブルーディスティニー2号機とほぼ同型のモビルスーツ。タイプ3への仕様変更点はEXAMリミッターとマグネット・コーティングを生かした急転回性能の向上、ミサイル装填装置等の変更が上げられる。武装はタイプ2同様、ビーム・ライフルやシールド等を携帯できた。タイプ2の段階で予備パーツとして分解されていたため蒼く塗り替えられなかったが、奪われた2号機追撃のために第11独立機械化混成部隊へ配備された。
[03]
このナンバリングはハミルトン基地で再び組み上げられた際に付けられた番号である。
[メモ]
ほかのBDシリーズとは異なり、よりベース機の陸戦型ガンダムに近いカラーリングのBD-3。
BD-1に引き続き連邦軍モルモット隊のユウ・カジマ少尉がパイロットを務め、激戦の末ニムバス大尉のBD-2と相討ちとなって完全破壊され、EXAMシステムを巡る戦いは永遠の闇に葬られることとなる。
左肩に[03]ナンバーでビーム・サーベル装備となっており、バリエーションはない。
 □ BD3号機(ビーム・ライフル)  レア度★★☆☆☆
 C6 RX-77D 量産型ガンキャノン 
[機体解説]
■[全高]17.5m/[本体重量]51.0t
RX-77の量産化検討の一機種。キャノン砲は収納形態に移行できるよう改良されている。完成したこの機体は、オーストラリア戦線だけでなく、強襲揚陸艦ブランリヴァルやグレイファントムに搭載され、星一号作戦にも投入される予定であった。
[01][02]
このマーキングはオーストラリア戦線に投入された機体に付けられていた。
[TH]
このマーキングは、トロイホース艦載機だった事を表わしているが、他のホワイトベース級搭載機にも付けられていた。
[メモ]
量産型とは言うものの、型式番号がRXシリーズとなっているように、どちらかというとジム・キャノンが世に出る前の過渡期に先行量産的に試作された機体とみられている。堅牢な装甲はそのままに、近接戦闘時に邪魔にならないよう両肩の240mmキャノン砲をコンパクトに収納可能とする改良がなされるなど意欲的な設計が盛り込まれていたが、残念ながら本型式の後継機は開発されず、コストパフォーマンスのよい単砲仕様のジム・キャノンが主流となっていく。
マーキング違い3種が存在し、[01][02]は左肩に、[TH]は右肩に描かれる。このうち[TH]はキャノン収納形態をとっている。なお、3機種とも90mmマシンガンを把持している点は同じである。
また、この他にシリーズ外アイテムとして特別に作られたバリエーション機が存在する。それはガンダムコレクションタクティカルコンバットスタートブックに付録として収録された連邦軍マークをつけた機体で、固有番号Csを与えられている。
 [01](90mmマシンガン+キャノン砲)  レア度★★☆☆☆
 □ [02](90mmマシンガン+キャノン砲)  レア度★★☆☆☆
 □ トロイホース(90mmマシンガン+キャノン収納形態)  レア度★☆☆☆☆
 D6 RMS-099 リックディアス 
[機体解説]
■[全高]18.7m/[本体重量]32.2t
エゥーゴが開発したエースパイロット専用の高性能モビルスーツ。クレイ・バズーカやビーム・サーベルを主兵装で持ち、マニピュレーターにはトリモチが備え付けられていた。ジオン系の技術者が中心となって設計されたためかドム系に似たフォルムを持ち、当初の量産機カラーはブラック系であったが、クワトロ大尉機のレッドに人気が集まったため、後に全て塗り替えられている。
[01][02][03]
このナンバリングは、ジャブロー降下作戦に合わせて用意された機体に付けられていた。
[メモ]
ドム系の面影を残しつつも、ムーバブル・フレームと新素材ガンダリウムΓを使用して開発されていることから系譜的にはガンダム直系とされ、「Γ
(ガンマ)ガンダム」の別名を持つ。
Zガンダム第1話では、クワトロの赤い機体とアポリー、ロベルトの黒い機体の3機でグリーン・オアシスに侵入、ガンダムMk-Ⅱを奪取している。このように当初の量産機は黒系塗色であったが、クワトロ機の人気にあやかったのもあろうが、ティターンズとの戦闘激化に際してティターンズカラーと誤認されないよう赤系に塗装替えしたようだ。
各機とも右手にはクレイ・バズーカを装備しているほか、マーキング[01]と[02]は左腕のトリモチ・ランチャーを構えたポーズ、[03]は左手にビーム・サーベルを把持したポーズとなっている。また、このほかにシークレット扱いで初期量産機カラーの機体が用意されている。
 □ [01](クレイ・バズーカ+トリモチランチャー)  レア度★★☆☆☆
 □ [02](クレイ・バズーカ+トリモチランチャー)  レア度★★☆☆☆
 □ [03](クレイ・バズーカ+ビーム・サーベル)   レア度★☆☆☆☆
 □ 量産機カラー(クレイ・バズーカ+トリモチランチャー)<シークレット>  レア度★★★★
 E6 RMV-1 ガンタンクⅡ 
[機体解説]
■[全高]15.2m/[本体重量]98.4t
ガンタンクのプランを更に見直して局地防衛用戦闘車両として再設計された機体である。主にモビルスーツ部隊の陸戦オペレーション時に支援を行なう移動要塞の代わりに運用され、長距離キャノン砲×2、4連装ロケット・ランチャー、3連装ミサイル・ランチャーを生かすため三座(上部1名、下部2名)式を採用していた。但し、量産化は間に合わず、計6機のみが配備されたが、一年戦争後ジャブロー防衛用にも生産されたようだ。
[01][02][03]
このナンバリングは、ジャブローで生産された際に用意されたものである。
[メモ]
ガンタンクの名前を戴いてはいるが、型式番号からもわかるようにRXシリーズを頂点とするMS系列とは流れを異にする兵器体系にあり、むしろガンタンクにインスパイアされた戦車いうべき機体である。モビルビークル(Mobile Vehicle)に分類されることからRMV-1の型式番号を付されたようだ。似て非なるものとして量産型ガンタンクがあるが、こちらはガンタンクのコアブロックシステム等を廃して簡略化した陸戦型MSであり、RX-75の型式番号を受け継いでいる。
[01][02][03]のマーキング違いのほかは、武装等のバリエーションはない。
 □ [01](長距離キャノン砲+3連装ミサイル・ランチャー)  レア度★★☆☆☆
 [02](長距離キャノン砲+3連装ミサイル・ランチャー)  レア度★★☆☆☆
 [03](長距離キャノン砲+3連装ミサイル・ランチャー)  レア度★★☆☆☆
 F6 MS-08TX[EXAM] イフリート改 
[機体解説]
■[全高]17.2m/[本体重量]59.4t
ジオン公国軍の実験用モビルスーツのうち、最も複雑な経緯を持つのがイフリート改である。この機体は地球侵攻部隊が独自に開発したMS-08TXを元にフラナガン機関で初期のEXAMシステムを搭載し、大幅な改造が施された機体である。パイロットには、一週間戦争やルウム戦役でエースとなったニムバス・シュターゼン大尉を招聘し、彼が専属となった。そのため、両肩を赤く塗り替えられたり、兵装を彼の戦法に合わせて、両手にヒート剣を持たせたりしている。また全身に固定兵装としてミサイルが装備されており、腕部の2連装グレネイドを好んで使用していたようだ。オデッサの戦い後、連邦のEXAMマシン掃討のため、各地を転戦していた。
[メモ]
B6ブルーディスティニーのライバル機となるのがEXAM搭載のイフリート改だ。 右腕の2連装グレネイドを構えたポーズと、両手にヒート剣把持の2バリエーションがある。正三角形をした独自の脚部6連装ミサイルポッドは共通装備品。
ジオンのフラナガン機関の研究者であったクルスト・モーゼス博士が開発したニュータイプ殲滅用プログラムとも言うべきEXAMシステムは、グフからドムへの過渡期に少数生産されていたMS-08TXイフリートに搭載され、イフリート改に生まれ変わった。EXAM本体は頭部組込みのため、標準機に比べ大型ヘッドとなっている。しかしイフリートでは機体がEXAMの性能に追従できないことを知ったクルスト博士は亡命し、連邦の庇護の下でBDシリーズ3機を製作して研究を続けたが、EXAM回収の任務を受けたニムバス大尉により命を落とす結果となりEXAM研究は頓挫した。このため、EXAM搭載機はこのイフリート改とBD1~3号機の計4機にとどまり、以降は研究自体が廃止されている。
 □ 2連装グレネイド+ヒート剣  レア度★☆☆☆☆
 □ ヒート剣×2 レア度★☆☆☆☆
 G6 MS-21C ドラッツェ 
[機体解説]
■[全高]29.8m/[本体重量]23.9t
ジオン公国消滅後、デラーズ・フリートが独自に考案した突撃用モビルスーツがドラッツェである。ザクのボディに寄せ集めのパーツで構成された機体ながら40mmバルカン砲とビーム・サーベルを持つ。星の屑作戦が実行された宇宙世紀0083年10月までに完成した機体は30機前後と言われている。
[21-1][21-2][21-3][21-4]
このマーキングは、星の屑作戦に投入された部隊に付けられており、連邦艦隊に突撃を繰り返していた。
[メモ]
マーキング違い4種があり、このうち[21-3]と[21-4]は左手ビーム・サーベルを伸ばした形態となっている。
機体解説にあるような「デラーズ・フリートが独自に考案した突撃用モビルスーツ」とは名ばかりで、破損したザクⅡF2のボディに航宙戦闘爆撃機ガトルのエンジン及びスラスターを合体させたリサイクルMSで、製造経緯からするとザクタンクの宇宙版とも言えるような合成機体である。
脚部に相当する部分はプロペラントタンクであるため歩行能力はなく、固定武装としてバルカン砲とビーム・サーベルを装備しているが、右手がマニピュレーターではないため手持ち武装による火力増強は期待できないという、文字どおり突撃兵器としか活用できそうにない機体設計となっている。というより、正規の設計もないまま現場運用された急造品だったのだろう。
特攻のために飛び行く姿は、まるで儚いカゲロウのようなシルエットである。合掌。
 [21-1](40mmバルカン砲)  レア度★★☆☆☆
 [21-2](40mmバルカン砲)  レア度★★☆☆☆
 [21-3](40mmバルカン砲+ビーム・サーベル)  レア度★★☆☆☆
 [21-4](40mmバルカン砲+ビーム・サーベル)  レア度★★☆☆☆
 H6 MS-14A 量産型ゲルググ 
[機体解説]
■[全高]19.2m/[本体重量]42.1t
一年戦争で量産されたモビルスーツ中、最高の完成度を持つ機種がゲルググである。ビーム・ナギナタやビーム・マシンガンといった最新鋭の武装の運用が可能であった。学徒兵だけでなく、エースパイロットであるアナベル・ガトーなども愛機としている。
[R-03]ゲルググのカタログ機に付けられていたマーキング。コンペで敗れたザクⅡR2型の流れを受け継ぐ機体として紹介された。
[突撃機動軍]現在では「黒い三連星」のマークとして有名だが元々は突撃機動軍のマークであった。
[エース部隊]大戦末期に編成された新部隊で、パイロットは各戦線より腕利きのエースばかりが集められ、このマークを付けていた。
[本国防空部隊]ギレン総帥直属のジオン公国防空部隊で主に使用されたマーキング。高機動型ザクⅡに多く見られた。
[メモ]
MS-14Aゲルググは量産型と呼ばれはするものの、先行量産機との差はほとんどないばかりか武装強化が図られており、エース部隊に集う精鋭パイロットでも満足のいく性能だったと思われる。必要があれば、B型高機動用バックパックやC型ビーム・キャノン砲を背部に換装することで、さらなるカスタムも容易であったようだ。
また、量産化までのわずかな期間に開発されたビーム・マシンガンは、3点バースト射撃やフルオート連射が可能となっており、高性能機MS-14JGゲルググイェーガーにも使用された優秀な銃である。
ノーマルのグリーン/グレーの機体は、マーキング違いで4種あり、R-03とエース部隊がビーム・ナギナタ装備、突撃機動軍と本国防空部隊がビーム・マシンガン装備となる。また、シークレットでグリーン/ブルーのアナベル・ガトー大尉専用機が用意されており、こちらはビーム・ナギナタ装備となっている。
 □ R-03(ビーム・ナギナタ)  レア度★★★☆☆
 □ 突撃機動軍(ビーム・マシンガン)  レア度★★☆☆☆
 エース部隊(ビーム・ナギナタ)  レア度★★☆☆☆
 本国防空部隊(ビーム・マシンガン)  レア度★★☆☆☆
 ガトー専用機[302](ビーム・ナギナタ)<シークレット>  レア度★★★★
 I6 GAT-X105 ソードストライクガンダム 
[機体解説]
■[全高]17.72m/[本体重量]74.1t
  [武装(ソードストライカーパック)]レーザーブレード対艦刀(シュベルトゲベール)、ビームブーメラン(マイダスメッサー)
資源衛星ヘリオポリスでテストされたストライクには3種のオプションが用意されていた。その中の一つ、近接格闘戦専用装備を付けた通称「ソードストライク」はPS装甲を生かした無敵の剣闘士である。レーザーブレード対艦刀(シュベルトゲベール)は、単機で戦艦を寸断するほどの威力を持ち、(マイダスメッサー)は、独特の軌道を描くビームブーメランとして敵を翻弄した。この万能なモビルスーツにも弱点はあり、エネルギーを消費しつくしてしまうとフェイズシフトダウンを起こし、実体弾や実剣による攻撃によりダメージを被る。
[メモ]
レーザーブレードッ!と言えば宇宙刑事であるが、ソードストライクGのレーザーブレードは刃(ブレード)部分のみがビームで形成される大型の実体剣だ。
ベース機のストライクGにソードストライカーパックをドッキングさせた姿で、武装バリエーションはシュベルトゲベール1点のみで、同じ武装のルミナス版が存在する。
 シュベルドゲベール+マイダスメッサー  レア度★★☆☆☆
 □ シュベルドゲベール+マイダスメッサー<ルミナスクリヤー>  レア度★★★★
 J6 GAT-01 ストライクダガー 
[機体解説]
■[武装]ビームライフル、頭部75ミリ対空自動バルカン砲塔システム(イーゲルシュテルン)、シールド
地球連合軍がパナマ攻略戦において実戦投入したナチュラル用量産型モビルスーツ。初戦こそグングニール発動により敗北を喫するが、ビクトリア奪回戦では大きな戦果を上げた。その性能は極めて高く、ジンと互角かそれ以上の戦闘力をもつ。
[地球連合]アラスカ基地と引き換えにザフトの地上戦力の大半を削ぎ取った連合は、その勢いのまま、オーブ進攻、ビクトリア奪回と矢継ぎ早に反攻作戦を開始した。
[メモ]
GAT-01はストライクGの量産型という意味合いからストライクダガーと呼ばれており、ガンダムに対するジムの位置づけとなる機体である。ただし、ストライクG最大の特徴であったストライカーパックとの連携機能はオミットされており、合体はできない。しかしストライクダガーをベースとしたダガーLやロングダガー等の派生機も数多く生産されており、105ダガーではストライカーパック用プラグが復活し、ガンバレルストライカーと連携して活躍する姿も見られた。
こちらのストライクダガーは全て同じビームライフル装備であるが、ナンバリング違いで[131][135][138]の3種のバリエーションが用意されている。
 [131](ビームライフル)  レア度★★☆☆☆
 [135](ビームライフル)  レア度★★★☆☆
 [138](ビームライフル)  レア度★★★☆☆
 K6 GAT-X131 カラミティガンダム 
[機体解説]
■[全高]18.26m/[本体重量]81.48t
  [武装]125ミリ2連装高エネルギー長射程ビーム砲(シュラーク)、580ミリ複列位相エネルギー砲(スキュラ)
地球連合軍が新たに開発した重装砲撃用の「G」。実質的にバスターの後継機で、125ミリ2連装高エネルギー長射程ビーム砲の(シュラーク)や580ミリ複列位相エネルギー砲(スキュラ)等を装備している。100系フレームを使用しているが、PS装甲の発展型といえるTP(トランスフェイズ)装甲や生体CPUを採用するするなど、過去の「G」を遥かに上回る攻撃的な機体となっている。地球連合への参加要請に耳を貸さない太平洋に浮かぶ中立国オーブ連合首長国へ制裁を加えるオノゴロ島殲滅作戦の際にレイダー、フォビドゥンと共に投入され、作戦を成功に導いている。
[メモ]
鮮やかなライトグリーンの機体に似合わず疫病神(=カラミティ)の名称を冠されたガンダム。
中長距離での絶対的火力には秀でているが機動力はイマイチのようで、MA型に変形したレイダーGと連携により移動距離を稼いでいたようだ。
武装バリエーションはなく、ルミナス版が存在する。
 □ シュラーク  レア度★★☆☆☆
 シュラーク<ルミナスクリヤー>   レア度★★★★
 L6 GAT-X370 レイダーガンダム 
[機体解説]
■[全高]17.94m/[本体重量]84.9t
  [武装]100ミリエネルギー砲(ツォーン)、2連装52ミリ超高初速防盾砲
空戦可能なモビルアーマーへ変形する地球連合軍の新型「G」。イージスガンダムと同系列の300番台となっている。右腕に取り付けられた2連装52ミリ超高初速防盾砲はその速さを生かし強大な威力を発揮する。顔部の100ミリエネルギー砲(ツォーン)はギリシャ神話の怪鳥ハーピーのような形状のモビルアーマー形態になっても使用可能である。このモビルスーツもカラミティ同様TP(トランスフェイズ)装甲が採用されている。地球連合軍のオーブ進行戦において、フォビドゥン、カラミティと同時に投入された。
[メモ]
型式番号X300番台の可変MS。MS形態時には背部に畳んでいる翼を大きく展開して鳥型のMAへ変形することが可能なのだが、残念なことにレイダーGのMA形態はついにガンコレ化されないままとなっている。
L6はMS形態を模しており、基本的に固定武装機であることからバリエーションもない。そのかわり、同じ形態のルミナス版が存在する。
 2連装52ミリ超高初速防盾砲+ツォーン  レア度★★☆☆☆
 2連装52ミリ超高初速防盾砲+ツォーン<ルミナスクリヤー>   レア度★★★★
  MA形態(改造品)  レア度☆☆☆☆☆
  [メモ]後のシリーズに登場するガイアG等はMA形態もガンコレ化されているが、レイダーGのMA形態は自作するしかない。
      背部の翼を加工して開かせるとともに脚部を揃えて一直線に伸ばし、肩アーマーと防盾砲の向きを変えればMAへの変形が完了。
 M6 ZGMF-1017 モビルジン 
[機体解説]
■[全高]21.43m/[本体重量]78.5t
  [武装]MMI-M8A3 76ミリ重突撃機銃、MA-M3 重斬刀
宇宙空間、重力下と戦場を選ばないザフト軍の主力モビルスーツ。サーペントテイルをはじめとして傭兵の間でも広く運用されている。重斬刀は格闘戦でその威力を発揮し、76ミリ重突撃機銃は、戦車や自装砲などを簡単に打ち抜くほどの威力を秘めており、地球連合の地上軍を圧倒した。
[サーペントテイル]ガンダムアストレイ・ブルーフレームを駆る叢雲劾をリーダーとする傭兵部隊のマーク。
[ザフト]パトリック・ザラの議長就任によりプラント評議会は一気に主戦派へと傾いた。2機のモビルスーツ。そしてジェネシス。2人種間の争いは絶滅戦へと向かう。
[メモ]
VOL.4に続いて2度目の登場となったモビルジン。今回はただの立ちポーズではなく、斜めに構えた動きが入っている。
バリエーションは左肩のマーキング違いでサーペントテイル機、ザフト[39]、[42]の3種があり、サーペントテイルと[42]が重斬刀装備、[39]が73ミリ重突撃機銃装備となっている。
 □ サーペントテイル(重斬刀)  レア度★★☆☆☆
 □ [39](76ミリ重突撃機銃)  レア度★★☆☆☆
 □ [42](重斬刀)  レア度★★☆☆☆
 N6 UMF-5 ゾノ 
[機体解説]
■[全高]21.37m/[本体重量]69.42t
  [武装]フォノンメーザー砲×2、533ミリ6連装魚雷発射管×12
ザフト軍が開発した対モビルスーツ戦も考慮された水中用モビルスーツ。潜水航行時は可変して水抵抗を減らす。両腕に大型クローを持ち、掌部にはフォノンメーザー砲を装備する。胴体には首を取り囲むように12門の533ミリ6連装魚雷発射管が備えられていた。ザフト軍のカーペンタリア基地に所属するモラシム隊をはじめ、オペレーションスピットブレイクでアラスカ基地に投入された攻略部隊にも配備されていた。
[ザフト]パトリック・ザラの議長就任によりプラント評議会は一気に主戦派へと傾いた。2機のモビルスーツ。そしてジェネシス。2人種間の争いは絶滅戦へと向かう。
[メモ]
水陸両用ではなく、水中用MSとされているゾノ。大型クローを基本兵装とし、首回りの魚雷発射管や掌部のフォノンメーザー砲等を装備しているあたりなどは、本家水陸両用MSのゴッグやズゴックをモチーフとしてリミックスした形跡が見られる。ただし、機能追求的なジオン系MSデザインからはかけ離れ、怪物様のテイストが濃い。
固定武装であり、左肩横のナンバリングのみの違いで[05][18][26]の3種がある。
 □ [05]フォノンメーザー砲  レア度★★☆☆☆
 □ [18]フォノンメーザー砲  レア度★★☆☆☆
 □ [26]フォノンメーザー砲  レア度★★☆☆☆
 O6 RX-78-2 ガンダム 
[機体解説]
■[全高]18.0m/[本体重量]43.4t
一年戦争時に「連邦の白いモビルスーツ」とジオン軍に呼ばれ恐怖の対象となった、アムロ・レイ少尉機として有名なモビルスーツ。量産化を前提にした実用的な試作機として、ビーム・ライフルやガンダム・ハンマーなどの充実した装備が用意されたが、機体コストが非常に高く、初期ロットで完成したのはわずか8体だけであった。そのうちの3体がサイド7で実用試験を行っていたが、ジオン軍の奇襲を受け、1番機は大破、2番機はアムロ少尉の機体として戦線に投入された。3番機は小破したしたもののルナツーで改修を受け、RX-78-3「G-3」としてホワイトベース級5番艦「ブランリヴァル」に配備されたといわれている。
[メモ]
機種自体がシークレットとなったO6ガンダムは、カラーリングは青の部分が明るい水色に変更され、機体各部にウェザリングが施されていたことから、通称「墨入れガンダム」等と呼ばれることが多い。しかし立体物としてはVOL.2のA2ガンダム(ガンダム・ハンマー)と全く同じ造型であったことから、単なる焼き直しではないかとの批判の声もあり、人気は今ひとつであった。
しかし細かい部分をよくよく観察すると、肩アーマーや膝部のグレーは汚れなどではなく、HD(ハイデンシティ=高精細)なマーキングが施されたものだとわかる。マーキング色が薄いグレーであったことや、あまりにも細かすぎる文字のため、肉眼ではマーキングと気づかずウェザリングの一部に見られてしまい、評価がされなかったのではないかと思われ、大変もったいない感じである。そういう意味で、「墨入れガンダム」ではなく「HD版ガンダム」と呼んであげたい。
ちなみに右肩と右膝には「EFSF EARTH FEDERATION SPACE FORCE」、左膝には「WB102」と記載されているが、驚くなかれそのサイズたるや「EFSF」の4文字で横幅2mm、そこから算出すると「EARTH~」は1文字0.2mm以下!
 □ HD版ガンダム(ガンダム・ハンマー)<シークレット>   レア度★★★★