弾丸!大阪 たこやきツアー
第1日目・昼
旅立ちは新幹線で。 「のぞみ」でいくからねっ、ちゃちゃちゃん!(古っ) とはいえ、旅よりも家で寝てるのが大好きなきゅうきゅうにとっては、新幹線も久しぶり。 もちろん、700系車両なんて実物を見るのも初めて。 新横浜駅に入線してきたのぞみ11号を見て、こう思う。 「・・・革靴に似てる。」 アヒルとかカモノハシとか言われていたが、 絶対これは革靴だよ? しかも、ちょっとコワいおニィさんの白エナメル靴だ。 ・・・乗遅れそうになり、革靴のかかと付近から乗車。 |
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てなことを考えている内に、2時間ちょいで新大阪に到着。 たった3駅だもんね。(新横浜→名古屋→京都→新大阪) 新大阪から地下鉄御堂筋線に乗換え、一路ミナミへ。 ちなみに、大阪駅がある梅田周辺を「キタ」、 道頓堀、心斎橋、難波周辺を「ミナミ」という。 写真は、地下鉄心斎橋駅のホーム。 天井が高くて、照明なんかの雰囲気は、 銀河鉄道のメガロポリス中央駅を彷彿させる。 心斎橋で下車し、向かうは第1の目的地「アメ村」。 |
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通称・アメリカ村(アメ村)は、ナウな(死語)ヤング(死語)が集って熱気ムンムン(死語)なショッピングスポット(死語)。 心斎橋から南方へ歩き、阪神高速環状線の高架下を目指すと、原宿ライクな町並みに。 その人混みをかきわけて目指すは、「甲賀流たこ焼き」だ。 なるほど、ひっきりなしに売れているな・・・などと周りの広場を見ると、 ほとんどの若者(死語)がたこやきをほおばってる(死語)ではないか!(目測100人中78人くらい?) しかも、みんな同じ店のもの。 そのバカウケ(死語)店が「甲賀流」だ! 早速、大阪1発目のたこやきを購入。 300円也。 むぅ?玉が小さくて数が多いナ?? ちぅちぅたこかいな・・・11個のっている。 ぱく。 ・・・うまーい! 自家製辛子マヨとソースが絶妙! それに、小ぶりなサイズゆえに、1玉の中でタコの占拠する体積率が大きいのが新鮮。 あっという間に11個なくなった。 おいしいです。 まさに小さな巨人です!(死語) |
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続いて向かうは、ミナミの中心・道頓堀でR。(死語) トップ写真のとおり、道頓堀橋を渡り、いよいよくいだおれの街に足を踏み入れる。 こんなにもたくさんの大阪人に囲まれて、緊張感ブリバリ(死語)。 自動的に自己防衛反応が起動して、次に発するべき言葉の大阪弁を考えたりしている。 恐るべし、大阪! 名物(?)かに道楽の巨大カニを横目に(横浜伊勢佐木町にも同様のものがあるので驚きこそしないが)、 大阪弁の波に呑まれないように、必死で進む。 おのぼりさん(死語)の気持ちが解ったような気がした。 そのうちに右手に見えてきたのは・・・、おお! くいだおれ太郎だぁ!!(紅白縞の例のお人形さん) ここが「くいだおれ」という名の店とは知らなかった。(ビル自体が、デパートのお好み大食堂みたいだ) 記念写真を撮る人で場所が空かないが、とりあえず1枚パチリ(死語)。 |
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くいだおれ前をとおりすぎると、なにやらたこやき人口(食べている人)が増えた気がする。 見ると、「どっちの料理ショーにも出た!」とのアオリ文句入りの幟旗がある。 そこが、人気店「赤鬼」だ。 では、早速2つ目のたこやきに行こうか・・・と、買おうとすると、 「お兄さん、えろぅすんまへんが、道の反対側に並んでもろぅてますんで・・。」とのこと。 それで後ろを見ると、なんと50m近い2列縦隊が! これ全部が赤鬼待ち・・・?! むむむ、この激戦地でこの列とは。 コレはなんとしてもGetせねば。 ジャンジャン焼いているので回転は速いが、それでも待つこと約12分少々。 先にオーダーをとっておいてもらった、6こ入り1皿を受領。(6こ300円と10こ500円があり) この店では、甘口ソース、辛口ソースのほかに、ソースなしの「しょうゆ味」も選べるが、 もともとダシしょうゆで下味をつけてあるので、ソースなしでもイケるとのこと。 それでは試しにということで、しょうゆ味の方をチョイス。 焼きたてにカツオブシをふりかけただけみたいだが・・・。 ぱく。 う・うまいっ! ジュワっと広がるあつあつの中身は、しっかりとした味があり、 それでいてしょっぱくもなく、バランスのとれた味に仕上がっている!! 玉が大きいので、口の中をやけどしそうになりながら、はふはふ食べる。 まさに地獄の炎で焼かれたたこやき。 オニのようにうまいとは、この店のことか? |
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さて、次行くぞ、次。 最初から狙いをつけていた店で、道頓堀にこの店ありとの超有名店「本家 大たこ」だ。 太左衛門橋たもとに建つ屋台風の店からは、とぐろを巻くような人の列がぐるりと続いている。 さっきの赤鬼もすごいが、この大たこも勝るとも劣らない行列だ。 すかさず最後尾についたが、ものの数十秒で後ろに10人以上も並んでしまう。 それでも、大きな鉄板で次々と焼かれているたこやきが見えてくるまでには、10分程度で辿り着ける。 どの店もそうだが、回転がいいから常に焼きたてを買える、というのがまたいいのかもしれない。 ここでは、6こ300円か10こ500円の選択肢。 本来なら「大盛り!」と行きたいところだが、すでに3店目であるし、まだ次も行くつもりなので・・・6こ。 お! 受け取ったそれは、昔ながらの経木(きょうぎ)に乗っている。 それにしても、なんと大胆な削りの、でかいカツブシだ! たこやきから発する熱とソースの湿気を吸って、カサカサと音をたてて動くカツブシが非常によさげ。 橋の欄干に陣取って、待望の一口を・・・ぱく。 んまい! これぞたこやきという味! 中身のたこも大きくてプリプリっ! 本日、連続3箱目にして、慣れた味覚に埋もれてしまうことなく新鮮なうまさを感じさせる、 これはすごいことではないだろうか? |
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やけど気味の舌を冷却すべく、甘栗ソフトを舐めながら進む。 道頓堀の大通りから南に折れて歩くと、そこは千日前の商店街。 その中に次なるターゲット、「たこ焼き割烹 たこ昌」があった。 ここは、たこやきを割烹に昇華させるというチャレンジをしている店。 もちろん店頭でも売っているが、奥は和食レストラン風の食堂、2階はお座敷となっていて、 ちゃんと盛りつけをしたたこやきや明石焼きが供されるようになっている。 とはいえ、1人で入るのもなんだし、あまり時間を費やすわけにもいかないので、テイクアウトで買う。 ・・・なになに、メニューが多いな。 たこ焼き 7こ400円(甘口・辛口・しょうゆ)、明石焼き 8こ450円、ねぎ焼き 8こ500円? 新たなモノがあるね。 じゃあ、ねぎ焼きにチャレンジだな・・・。 目の前でねぎ焼きがくるくるっと丸められていく。 それにしても、すごい量の長葱をドバドバと使っている。 香ばしさに期待が高まるってなもんだ。 「はい、まいどおおきに!」 おばちゃんの大阪弁にも慣れてきた。 慣れると親近感もでてくるからふしぎだね? 店の前は道幅も狭く人通りも多いので、千日前アーケードの方まで出て食す。 ソースなしのしょうゆダシ系だな。 ぱく。 ほぉうっ! 口に広がる葱の香りがダシ味に合っているねぇ。 七味もついていて、「和風たこやき」として一つの結論まで行っているという感じ。 いいかげんに、おナカもふくれてきましたなぁ。 でも、最後はあっさりでおいしかったー。 ごちそうサマでした。 |