鳥羽水族館正面。 確かに敷地は広い、広い。 なんせ写真に入りきらない。 でもそれよりもすごいのは、来客数。 3連休の中日ということもあろうが、朝9時というのに駐車場待ちの車の列が・・・! ちょっと裏ワザっぽい駐車場に止めることができてよかった。 |
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さっそく向ったのは、アザラシプール。 岩場を模した大きなプールを泳ぐゴマフあざらしたち。 気持ちよさそうに、すーいすーい。 遠くから見ると、ちょっとなめくじっぽいけど。 |
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下の階に回り込むと、アクリルウインドゥを通して水中が見える仕組みになっている。 自在に泳ぎまわるあざらしたちを、時間を忘れてずっと見ていた。 水中でのあざらしの動きは、とても素早い。 デジカメでは、なかなか捉えられないほどである。 |
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・・・と、そこへ、魚雷が突っ込んできた!! い、いや?!ギョじゃなく あざらしだっ?!! 目をつぶったまま、おそらく半寝状態で 泳いでいるのだろうが、そのうちの1頭が こっちへ突っ込んでくるではないか! それはまっすぐに突っ込んで来たかと思うと、 ウインドゥで「むにゅり」とターンして向こうへ 泳いで行った・・・と思いきや、また来た! もしかすると、こっちのことをわかっていて わざと突っ込んで来てないか? おい。 正面から見た、水中あざらしはまん丸だ。 まさに、魚雷。 いや海豹雷。 潜水艦って、理に叶った形をしてるんだなぁ などと、こんなところで感心したりして。 それにしても、鰭の格好がかわいいぞ。 |
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あざらしプールには、アシカが同居している。 茶ぁーろくて、でかい。カルフォルニアアシカだ。 上を向いたまま、半乾きで居眠りをしていた。 |
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次に訪れたのは、バイカルアザラシの住む氷のプール。 名前のとおりバイカル湖に住む、唯一の淡水あざらしである。 まっ黒な毛皮が精悍さを醸し出しているが、性格はやっぱりあざらし。 涼しいプールサイドで、のんびりお昼寝中です。 |
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もきゅもきゅ・・・。 ・・・眠いんだよぅ・・・。 ・・・・・・ぐー。 |
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お、起きた。 ・・・むにゅ? なんだや?その半目は。 |
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・・・と思ったら、やっぱりまた寝た。 寝顔を見られたのが恥かしいのか、 プールの中に顔を隠しちゃった。 |
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下に目を移せば、ここでも寝てる。 水中に張出したオーバーハングの下で 逆立ちの体勢でじーっとしているヤツが。 なんでまた、こんなとこで寝ようと思ったのやら。 10分くらいで、息継ぎをしに行かなきゃ ならないのにね。 しかしこう見ると黒い爆弾みたいな 体型をしているね、キミは。 空から落ちてきたら・・・やっぱコワイな。 そこら中でびちびち跳ねていそうで。 |
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お次は、人魚の海と名づけられたゾーン。 そう、人魚伝説のモデルと言われるジュゴンがいる海だ。 さっそく、ジュンイチくんがお出迎えしてくれた。 でかいな、おい。 |
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こちらは、セレナちゃん。 赤ちゃんのときに、親とはぐれて入江を泳いでいるところを保護されて はるばるフィリピンから日本に送られてきたとのこと。 いまでは、こんなに大きくなりました。 ジュゴンは東南アジアなどの温かい海に住んでいるので、 たまには日本近海でも見られることがありますよ。 |
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ジュゴンの食事は、もっぱらアマモ。 海牛目と分類されるように 草食なので、お魚は食べません。 だから、みんな平気で泳いでいるのだ。 |
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もう1人、一緒に暮らす大事な友達は アオウミガメのカメキチくん。 以前、別な水槽に分けたところセレナの 食欲がなくなって具合が悪くなってしまい、 ドクターがなにを試してもダメだったのに カメキチを水槽に戻したとたん元気になった ・・・という話があるそうな。 本当に2人(1頭+1匹?)は仲良しのようで、 体で押し合ったりして遊んでいました。 |
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アマモはおいしいよ、はむはむはむ・・・。 カメキチくんも、同じアマモを食べるんだよ。 ところで、ジュゴンも哺乳類なので 水面に出て息継ぎをします。 なんと鼻の穴にフタがついているのだ! (ジュンイチくんの写真をもう一度見てみてね) |
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ジュゴンは、せいうちやあざらしのような鰭脚(ききゃく)類と違って、 陸上に上がることはありません。 どっちかというと、イルカやクジラに近い感じかなぁ。 尾鰭は、クジラと同じ形だ。 |
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ジュゴンを見たらば、次は・・・そう、マナティだ! なに、ジュゴンと区別がつかない?! ものすごく簡単な見分け方があるんだけどなぁ? うぷぷ。 じゃあ、その答えは後ほど。 |
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見分けがつかないのも、当然といえば当然か。 同じ海牛目には、 ジュゴンとマナティしかいないんだし。 体型もサイズもほぼ同じ。 水底を前鰭でちょんちょんと歩く姿も そっくりである。 なお、ここのマナティはアフリカマナティ。 アフリカとアメリカにしかいないのだよ、 マナティは。 |
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マナティの方が、ちょっとだけ精悍な横顔。 ・・・かな? 普段は底の方でじっとしている マナティも、10分おきくらいに 息継ぎをしに水面までのぼってくる。 まさに潜水艦! マナティ級?! |
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こんな大きな体で、マナティもやはり草食。 野生では水草なんかを食べてるんでしょうが、 ここでの食べる物は・・・レタスなど。 ぷかぷか浮いてるレタスを捕まえて満足そう。 うまいこと前鰭をつかって、食べる食べる! ちなみに、我が家ではレタスを丸ごとかじる ことを「マナティ食い」と言う。 お宅でも、やってみませんか。マナティ食い。 |
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さて、ジュゴンとマナティの区別の仕方の正解です。 答えは、「尾鰭の形」でしたぁ。 ジュゴンがクジラタイプの三角形なのに対して、 マナティはご覧のとおり、うちわ形をしているのダ。 ね、わかりやすいでしょ? |
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「潜ろうとしたら、岩に引っかかっちゃった・・・。」 性格は、やっぱりおっとりしているみたい。 |
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これは本当におまけですが、鳥羽水族館でやっていた なるほど!ザリガニワールド(司会のキンキン&楠田○×子はいないが) という特別展示でみたザリガニ。 シャア専用(違うぞ)とか、ランバラル専用(違うって)だとか 果ては砂漠迷彩仕様(違うってば)のを発見。 マジでこの塗装(違うっつーのに)はすごかった。 |
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今日のお土産(もちろん自分用)は、 セレナの抱きぐるみ! 押すとキューと鳴くせいうち! あざらしWすいんぐ! そして、「必勝スナメリ」「金持ちアザラシ」 「幸せジュゴン」のお守り3点セット! これで勝ったも同然!! え、買ったも・・・? |
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ちょっと遅い時間だけど、今日のお昼は 「てっぱり料理」だぅ。 てっぱりっていうのは、伊勢の言葉で 豪華なって意味らしい。 (そう箸袋に書いてあった) 大アサリだのアワビだのが入った せいろ蒸しにヅケ鉄火丼付きだい。 うむ、伊勢の海産物はうまいのぅ。 (夜はウニ丼だの壷焼だの食べましたが 写真を取るのを忘れてました。うまうま。) |
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ここで、うれしい大逆転! 昨日食べ損ねた赤福氷であったが、 鳥羽駅近くで赤福直営の支店を発見! 夢にまで見た(?)赤福氷に ありつくことができたのだ。 抹茶のかき氷の中に埋もれた赤福餅。 うまいっ!これが日本一のアンコだよなっ! しゃぐしゃぐっ。 (右のは、熱い抹茶です) あー、シアワセ。 |
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おなかも満足したので、寄ってみたのは水族館から近い鳥羽オルゴール館。 ここでは、いろいろなパーツを組合わせて 自分オリジナルのオルゴールを作れるというのが売り。 さっそく、横浜せいうちランド特製オルゴール製作にかかる。 数ある装飾品の中から、せいうちとあざらしを買占め(!)て、 涼しげな氷の国を作ってみた。 ぜいたくー。(コストは秘密だ) 曲は、100曲余りの中から「北の国から」をチョイス。 ♪るーるーるるるるるー のメロディにのってせいうちたちが回るのだー。 |
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閉店まで粘ってやっと作り上げ、外に出たころにはすっかり日が落ちていた。 水族館には、ネオンで描かれたジュゴンの絵が浮かびあがっている。 とっくに閉館してしまっているんだから、これを見るのは 地元民か宿泊者だけだろうなぁ、とか思いつつ宿へ。 明日は一番でフェリーに乗らなくっちゃなので、早めに寝ようっと。 |