ViViViなクルマたち 〜 第2幕 ガルウィング・マニアックス


ガルウィング!
それはスーパーカーの証
ガルウィング!
それは魅惑的な響き
ガルウィンク゜!
それは未来にはばたくクルマたちの翼




日本の誇るガルウィンガー”セラ”のオーナーとしては、他のガルウィング車のチェックは外せない。
東京モーターショーに出展された全てのガルウィングを一気に公開だ!

今回のモーターショー出展車の中で、イチオシのガルウィングがこれ、
Volkswagen W12 Coupe Concept だ。
なんと、プレス向けには公開されておらず、一般公開日に突然登場したため、
雑誌はおろか、公式パンフレットにも掲載されていない。
(もしかすると、自社ページ以外ではこのページが最速掲載かも?)
LM(ル・マン)カー的な風貌にカウンタック系のガルウィング。
ある意味、デザイン的には新しくないかも知れないが、
ボンネットからフロントガラスへの処理など、それを補って余りあるカッコよさを持っている。
なお、下の1枚はコクピットの写真であるが、非正円ハンドルや
アクリルシェイドに守られた3連メーターなど、未来的なデザインが素晴らしい。


Lamborghini MURCIELAGO
こちらはガルウィングの正統、ランボルギーニからディアブロの後継機として
発表されたばかりで、本邦初公開となるムルシエラーゴ(=蝙蝠)である。
基本デザインはカウンタックからの血統を引継ぐものであるが、
リトラクタブルライトを捨て、リアに可変式エアインテークを装備するなど
より戦闘的デザインとなり、お得意のV12エンジンも6.2L・580psとパワーアップした。
OPEL ASTRAcoupe OPC EXTREME
ドイツツーリングカー選手権などで活躍中のアストラクーペV8をベースに、
コンセプトレースカーとして誕生したエクストリーム。
305ワイドタイヤを包み込むワイドなオーバーフェンダーもすごいが、
真横に開くAZ-3タイプのガルウィングを採用し、ド肝を抜かせている。
しかし、フレーム構造のせいか、シートに乗るにはバスタブ様のでっぱりを
跨ぐ必要があって、乗り降りはしにくそうである。
MITSUOKA 大蛇-OROCHI-
光岡自動車が、同社史上初めてとなるコンセプトカーをモーターショーに出品した。
それが、大蛇(おろち)だ。
名前のとおり、ヤマタノオロチをモチーフにデザインされたボディは、
グラマラスなスポーツカーでありながら、爬虫類であることを感じさせる。
濃紫色のメタリック塗装、ヘッドライトに刻まれた縦長の瞳孔、全てを呑みこむ大顎の如きグリル。
リアには、勾玉のような妖しい光を放つ球面のテールランプ。
全てに恐ろしさ、禍々しさを秘めた脅威のフォルムである。
もしかすると、リアフレームあたりに草薙の剣を使ってるのかもしれない。
ちなみに、デザインからしてガルウィングと踏んで、「これ開けないんですか」と質問したところ、
係の人はニヤリとして「まだモックですんで」との一言。
BINGO! やっぱりガルウィングだ!
セラが天使の翼なら、大蛇は悪魔の翼というイメージかなぁ。
RENAULT TALISMAN
最後は、世界のガルウィングマニアが「うひゃー」と驚いたという(?)、
前後席が同時に乗降できるという、超ワイドなガルウィングのタリスマンだ。
幅2450mmものガルウィングは、なんと電動式の自動扉。
さしものきゅうきゅうクンもビックリであったが、もっとビックリなのは
これを作ったルノーが、これを「スポーティなスタイル」と言っていることだ。
ラグジュアリーカーとしては、かなり優秀だと思うが・・・ねぇ?


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